クズはあなたのそばにいます。
黒い妖怪ウォッチ 六人目~オロチ~
ジバ「くんくん、なんかにおうなぁ」
コマ「おめーネコくせー」
ジバ「おれじゃねーよ!とんでもないクズの臭いがこのあたりに…」
コマ「あっ、こいつだろう」
ケータ「んだと!こらぁ」
ジバ「ちげーよ、こんなしょぼいクズの臭いなんかより、も~ちっとこぅ…」
ケータ「んだと!そこのドラ猫!」
ジバ「いた!」
ジバ「くらえ妖汁!」
ジバ「うぅぅ。やややや~あ~~」
ケータ「くせ~~」
ジバ「やべぇ。オロチぱいせんだぜ」
コマ「え?まじかよ!」
ケータ「なんだあいつ、見るからにやばいつらしてねーか?」
コマ「ボケが!やばいってもんじゃねーあのオロチぱいせんはよー」
ケータ「ぱいせん?あいつおまえらのセンパイか?どーりでゲスっぽい感じがすると思ったぜ」
コマ「オラたちなんざぱいせんにくらべれば、まだかわいいもんだ」
ジバ「あぁ、あいつこそ、クズのなかのクズ。クズキングだぜ」
オロチ「ん?」
おんなのこ「きゃ~~!」
オロチ「たりゃ!おら!おめ~ら弱い者いじめすんじゃね~」
ジバ「いや~おめーら。つながってるじゃねーかー」
ケータ「自作自演でたすけるフリかよ。マジもんのクズだな」
おんなのこ「ありがとうございます!あのぉ、せめてお名前を」
コマ「あ~やって、おんなと仲よくなろうってわけか?ほんとクズだな」
オロチ「オレの名前知りたいの?」
おんなのこ「はい!ぜひ!」
オロチ「その情報もつけるとなると、高くつくよ~?」
おんなのこ「え?」
オロチ「まず、パンチが20発でしょ、キックが13発、うら拳はテクニックがいるからパンチの1.5倍の値段だよねー。あっ、とび蹴りはオプション価格プラスの相手が竜だから10倍×2匹で名前が個人情報特別価格の~あっ意外と安いわ、よかったーしめてこんだけになりま~す。」
オロチ「びた一文まかりません」
後編へ続く
ほかのおはなし