クズはあなたのそばにいます。
黒い妖怪ウォッチ 七人目~ブシニャン~
コマ「レジェンドがシャバにでてくるって本当なのかよ~?」
ジバ「ああ、まちがいねー」
ジバ「せっかくの、もうけばなしなんだわかってるよなぁ?」
コマ「あぁ」
ブシ「でむかえ、ご苦労だったな。」
コマ「あぁ~お年寄りは大事にしねーとなぁ」
ジバ「まったくだ」
ブシ「うん、よい心がけじゃ」
ジバ「あのじじい、うわさじゃシャバにいるあいだ、た~んまりためこんでたらしいぜぇ」
コマ「使い道のないジジイのかわりに、おれたちがぱーっとつかってやるか」
ジバ「おれたち、ほんとうにいいやつだよなー」
ブシ「ひさしぶりのシャバじゃ~ぞんぶんに楽しむとするかのぉ」
ジバ「ところでじいさんよ、シャバを楽しむなら、どっかで金をおろしたほうがいいんじゃねーか?」
ブシ「そーじゃのぉ」
ブシ「たしか、預金通帳がここに」
ジバ&コマ「へぇ」
ブシ「あああぁぁぁ、みよござる、あそこござる。我が仕える殿がいるごじゃる城でござるじょ~あぁぁぁ」
ジバ「ござるの使い方が無茶苦茶じゃねーか」
ブシ「はっ!」
コマ「おっ、じいさんどうしたよ」
ブシ「殿~~!ブシニャンただいま、城戻りござりまするござりがぁ」
警備員「かってに入らないでください!」
警備員「通行証を提示してもらえますか?」
ブシ「あぁ、そうだったな」
ジバ「あのじじい、なんか見えてやがるぜ」
コマ「えっ?まさかここが城だとおもってるのか?」
ブシ「通行証ならここに、ん?
いくさの場なら、正々堂々と敵をだまし討ち天下無敵のブシニャンござる、とりゃ拙者の事じゃござる」
ジバ「正々堂々だまし討ちって言ったか?」
コマ「ありゃ、相当なクズだな」
後編へ続く
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